自虐の詩

ジストシネマで「自虐の詩」を観賞。
不幸で辛すぎる経験ばかりの主人公幸江ちゃん。
中谷美紀が薄幸の幸江を熱演。
普段はあんなにキレイな中谷美紀がとんでもなく
みすぼらしく哀れに見えるのはその演技力だろう〜。
無職の暴力亭主イサム(阿部ちゃん)の過去が
ウソみたいに優しかったのには驚いたが、
何といっても私の心に一番残ったのは幸江の中学の同級生、
「熊本さん」。
たくましい。この熊本さんこそが私の憧れている
強くしなやかで柳の魂を持つ理想の女性像!
成長した熊本さんは旦那の赴任先ドバイから子供を連れて
帰ってくる。ドバイだよ。
スピンオフで熊本さんのサクセスストーリーも映画化希望。
成長した熊本さんをアジャ・コングが演じていたのも微笑ましかった。
不幸ばかりのこの映画、見終わった後はなぜか虚しさよりも
暖かさに包まれるいい映画だった。

幸も不幸もない、ただ人生には全て意味がある。。。by 幸江