武士の一分

昨夜「武士の一分」を観た。
お毒見で失明してしまった下級武士。この先どうやって生きていくのか?!
人様に憐れみをいただきながら生きていくなんて武士としてはこの上なく屈辱的。
いいえ、私がいます、あなた。
私あなたの為なら死んでもかまいません。あなたーーー!
お前ーーー!
やっぱり愛なくしては人は生きられない。夫婦愛の物語。
思っていたより良かった。
あれだけ名優揃いなんだから平均点以上は当たり前か。
キムもやはりキムではあったがまっすぐなお侍さんぶりが良かった。
坂東三津五郎の嫌味でスケベなお偉いさんぶりがキモくて良かった。
桃井かおりのイヤーなおばちゃんぶりも良かった。
壇れいの健気な奥さまぶりがとっても良かった。そしてあたしも煮物上手になろうと決意した。
笹野高史名脇役ぶりはここでも健在で映画の隙間を知らず知らずに埋めている癒しキャラが良かった。
ネタバレですが盲目のキムさんに三津五郎はんが成敗されるところは
「え?やっつけられたの?!」とあまりのあっけない決闘ぶりに唖然・・・。
そして師匠の緒方拳にボコボコにやられていたキムがいつの間にあんなに成長したのか。
突っ込むところはどの映画にもあるので気にしないでおこう。
ポコママ情報によると織田裕二の「椿三十郎」もイイらしい。